今年はいろいろなことを学ぶ時間が例年より多い1年だったんじゃないでしょうか? 2020年のAbletonは、創作意欲を刺激する特集記事やビデオをできるだけ多く提供して、クリエイティビティを後押しすることに努めてきました。そこで今回は、ライブパフォーマンスの映像、さまざまな見解に満ちたインタビュー、数々のチュートリアルなど、2020年に人気だった7種類のコンテンツを振り返っていきたいと思います!
2020年を総まとめ:特集記事/ビデオ/チュートリアル
今年は、新しいビデオシリーズ「Made In Ableton Live」が公開されましたね。リアルタイムでループを作成するパフォーマンス、フィールドレコーディングを素材にした音作り、ハードウェア機材を用いたテクノ、楽器演奏を主体にしたジャム録音など、さまざまなアプローチで音楽制作の工程を完成まで紹介することをコンセプトに、複数のアーティストが魅力的な作業風景を紹介してくれました。
STLNDRMS
今年の最人気に輝いたアーティストインタビューがこちら。 MPCマエストロ、STLNDRMSの卓越したサンプリング作業について深く掘り下げたインタビューでは、アーティスト特成の無料ドラム音源パック“Slappy Drums”も提供しています。
Learning Synths
2月には、ウェブブラウザー上でシンセを操作して音作りの方法を実感できる無料サイト「Learning Synths」が日本語で公開され、大きな話題になりました。まだ試したことがない? 付属のレッスンやガイドを参考にして、楽しく遊びながら自分だけの音を作る方法を学んでみましょう! 機材や経験は一切不要です。
草間敬
作曲者、編曲者、プログラマー、エンジニアなど多彩な顔を持つ草間敬へのインタビューでは、ライブマニピュレーターの担う役割に着目。 長年のキャリアによって培われた、音響や同期に対するアプローチは、ライブマニピュレーターではなくても刺激を受けるのでは? 必見です!
One Thing:岡村綾子
今年のOne Thingでもっとも視聴数を獲得したのが、岡村綾子によるこちらのテクニック。 複雑な倍音構成の環境音をEQで処理することで音程を際立て、独特な音色の楽器を生み出しています。身の回りの音でさっそく試してみましょう!
ディレイ系エフェクトの独創的な使い道
ディレイ系エフェクトの用途は、エコーやフィードバックだけじゃないんです! そのことを紹介しているのが、ELPHNTがまとめたこちらの魅力的なチュートリアルビデオ。Liveの内蔵ディレイ系エフェクトを使って、思いもよらない便利で独創的な効果を生み出す6種類の方法を披露しています。
HANA
2020年の音楽制作の空気をとらえた作品として、HANAのアルバム『HANADRIEL』を超えるものはないんじゃないでしょうか? 自身のTwitchチャンネルで4週間にわたって全制作工程を配信したHANAが、最初の1音から最後のミックスダウンまで作業方法に対する独特すぎる考えをこちらのインタビューで語ってくれました。